「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界文化遺産に正式登録されました。
かつての熊谷市にも同社の製糸工場や蚕業試験場、繭検定所など、養蚕関連の工場や関係機関が立地し“養蚕の街”として栄えたご縁もあります。
今回の富岡製糸場の世界遺産への正式登録を機に、シルクが伝えるふるさとの歴史に思いをはせながら、「片倉シルク記念館」を訪ねてみませんか。

熊谷の「片倉シルク記念館」は、片倉工業株式会社最後の製糸工場が平成6年に操業停止してから、その熊谷工場の繭倉庫を利用して創設された記念館で、平成19年には経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。 同社の製糸業121年におよぶ歴史を、末永く保存継承するために、熊谷工場の操業当時に使われていた製糸機械が展示され、繭から生糸になるまでの過程が紹介されています。展示施設は、繭倉庫を利用した館内に、操業当時に使われていた製糸機械や貴重な資料が展示され、順路にしたがって見学コースを回ることで、繭から生糸になるまでの製造工程を当時にタイムスリップしたような感覚で理解することができます。

現在の記念館建物は 左が蔵造り倉庫で明治32年建設(1899)、 右の蜂の巣倉庫は昭和11年(1936)に郡工場から移築されたもの。

記念館の概要は次のとおり(熊谷市ホームページより引用および参照する)

所在地   熊谷市本石二丁目135番地(イオン熊谷店敷地内)
開館時間  10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日   月曜及び火曜(年末年始、夏季お盆期間、その他臨時休業有)
入館料   無料

シルク記念館は次のURLより http://www.katakura.co.jp/company/memorial.htm